20代から80代までの力作62点展示、人気投票も 「彫刻の五七五展」那覇市民ギャラリーで27日まで


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個性的な作品が数多く展示されている「彫刻の五七五展」=22日、那覇市久茂地の那覇市民ギャラリー

 「彫刻の五七五展―かたちで詠むティダカンカン―」が22日、沖縄県那覇市久茂地の那覇市民ギャラリー(パレットくもじ6階)で始まった。27日まで。

 作品はサイズが5寸(約15センチ)から7寸(約21センチ)以内と規定され、会場には小品の力作62点が展示されている。昨年に次いで2回目の開催で、今回は県立芸大の学生の出品もあり、点数が増えた。年齢層も20代から80代と幅広く、作品はバラエティーに富んでいる。

 作品に使われている素材は石こう、ステンレススチール、木材、樹脂などさまざま。動物や人物描写のほか抽象的な造形も多く、作品との対話が楽しめる内容になっている。主催する沖縄俳彫研究会の上條文穂会長は「作者のコメントを見ながら、作品をイメージしていただけたらいいと思う」と話し、多くの来場を期待した。

 同展では来場者に人気投票を呼びかけており、展示終了後に結果を発表することにしている。展示は午前10時~午後7時(最終日は5時)。入場無料。

(上原修)