「子どもたちの空、土、水の安全を」米軍ヘリ部品落下から5年、保護者らが全国の自治体へ発信 資料・DVD購入呼び掛け


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全国の自治体へ送る陳情書などの発送作業をする「#コドソラ」のメンバー=23日、宜野湾市

 【宜野湾】2017年に米軍ヘリ部品落下事故が発生した沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園や普天間第二小学校の保護者らでつくる「#コドソラ」が資金造成のため、活動をまとめた資料・DVD(500円)の購入を呼びかけている。全国の1788自治体へ送る陳情書の発送費用などに充てる考えで、23日は市内で封入や発送作業があった。

 陳情書では、同学校上空の米軍機の飛行禁止、普天間飛行場周辺での有機フッ素化合物(PFAS)汚染など子どもたちを取り巻く空・土・水の安全を保障することを政府に求めることへの賛同を訴えている。

 代表の与那城千恵美さんは「5年を迎える中で事故の風化に危機感がある。一方で、子どもたちの環境は変わっていない」と語り、その上で「全国で取り上げてほしい問題だ」と強調した。 資料・DVDなどの購入問い合わせは、メール kodosora20220101@gmail.com

 合わせて、同会では12月に政府に提出する要望書への賛同署名の協力も呼び掛けている。署名はウェブサイト「Change.org」からで、30日締め切り。

(新垣若菜)