【中城】沖縄県中城村の浜漁港付近の海上に設置された灯標の監視に長年協力したとして、中城海上保安部は4日、佐敷中城漁協組合の謝名堂昌哲さん(67)=写真左=に感謝状を贈呈した。
中城海保の萩原隆行次長=同右=は「各港の灯標を確認するのは難しい。協力していただいて本当に助かっている」と感謝した。
謝名堂さんは2002年から20年間、船の安全航行に欠かせない灯標の光が点灯しているかを確認している。灯標の光が消えた際は海保に連絡し、修理に速やかに取りかかれるよう協力した。台風時は特に灯標の被害が予想されるため、暴風雨の中で確認することもあったという。
感謝状を受け取った謝名堂さんは「20年はあっという間だった気がする。とてもうれしい」と話した。
(金城大樹)