性犯罪への対応「日本は改善を」 性暴力被害の女性が訴え 国連委員会の報告書受け


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性犯罪の根絶を訴えるキャサリン・ジェーン・フィッシャー氏(左)と渡辺久子医師=24日、東京都の日本外国特派員協会

 【東京】2002年に米兵による性暴力被害に遭ったオーストラリア人のキャサリン・ジェーン・フィッシャー氏と精神科医の渡辺久子氏は24日、日本の人権状況に関する国連の自由権規約委員会(B規約人権委員会)報告書を受け、東京都の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。日本での性犯罪根絶に向けた対応や、日米地位協定の改定を求めた。

 フィッシャー氏は「日本の警察が(被害者を再び傷つける)セカンドレイプをすることがある。大きな問題だ。委員会の報告書を受け止めて改善すれば素晴らしくなる機会になる」と指摘した。

 委員会の報告書は、性犯罪を含む女性への暴力を根絶する努力を日本政府に求めている。特に警察や検察などの司法機関、出入国管理当局に、意識を向上させるための訓練や教育をする必要性も指摘した。

(明真南斗)