建設業やホテル業などを展開するゆがふグループは28日、2022年9月期決算を発表した。グループ5社の単体合計ベースの売上高は前期比2.9%増の263億146万円、経常利益は同13.8%増の14億3441万円、純利益は同2.45倍の7億2049万円の増収増益となった。
グループ内取引を除いた連結の売上高は前期比0.7%減の215億8168万円、経常利益は同13.6%減の8億5593万円、純利益は同6.13倍の1億4201万円だった。
グループ各社別では、建設業の屋部土建が売上高の4割を占める土木工事部門で公共、民間とも受注が順調に推移。建築工事も名護市許田の「道の駅」や、今月に浦添市港川で落成した自社ビルの工事などがあり、売上高は前期比2.3%増の225億3583万円で過去最高となった。
ホテル業の前田産業は新型コロナウイルスの影響を受けているものの、5月の大型連休以降ホテル稼働率が上昇。補助金の活用や積極的な取引先開拓の結果、売上高は前期比78.8%増の22億4752万円となった。純損失は前期の6億8142万円から2億2592万円減少し、4億5550万円だった。
グループ6施設目となる「ホテルアラクージュオキナワ」を12月に浦添市港川で開業することなどから、来期は黒字転換を予定する。
23年9月期は単体合計ベースで売上高311億円、経常利益19億円、純利益13億円を目標としている。
(玉城江梨子)