台北市長「沖縄はリラックスできる場所」 国際通りを視察、電子マネー「悠遊カード」の利用状況を確認


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国際通りを訪ね、悠遊カードの利用状況を確認する台湾の柯文哲・台北市長(右)=1日夜、那覇市久茂地

 台湾の柯文哲(かぶんてつ)・台北市長が1日午後、沖縄を訪れた。2泊3日の日程で県内の視察や玉城デニー知事らとの面談をする予定。初日の1日は台湾で普及している電子マネー「悠遊カード」の利用状況を確認した。

 悠遊カードは琉球銀行と提携し、11月7日から県内で決済サービスが始まっている。1日夜、柯氏は悠遊カード発行会社の陳亭如董事長や台北市の関係者らと国際通りを訪れ、飲食店や土産物品店などで買い物を楽しんだ。支払いには同カードを使い滞りなく決済できることを確認した。柯氏の外遊には台湾からも報道陣が帯同し、台湾人観光客も声を掛けるなど注目の高さがうかがえた。

 視察を終えた柯氏は「沖縄は人気ある観光地。リゾート地としてリラックスできる場所だ」と印象を語った。「(視察の様子は)映像で台湾でも放送されると思うので、それが一番の宣伝になる。より多くの台湾人が沖縄に訪れると思う」と話した。
 (小波津智也)