変異株3種、沖縄初確認 県内コロナ519人、5人死亡(12月3日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は2日、県内で新たに519人が新型コロナウイルスに感染したほか、60代から90歳以上の男女計5人が感染後に死亡したと発表した。また、感染者の検体をゲノム解析した結果、オミクロン株亜系統の変異株3種類が県内で初確認されたと発表した。

 衛生環境研究所が11月14~20日に採取した48検体を解析した結果、世界保健機関(WHO)が監視下に置くオミクロン株の亜系統は16検体(33・3%)で、そのうち県内初はBF・7が4検体、BE・4・1が2検体、BA・5・2・6が1検体だった。ほかは、BA・5などのオミクロン株亜系統は28検体(58・3)で、判定不能は4検体(8・3%)だった。新規陽性者の年代別では40代が90人と最多で、続いて30代88人、20代68人、50代58人などだった。

 重量化リスクのある発生届け出対象者は110人で地域別では南部と中部がそれぞれ30人、那覇市20人、北部と八重山が11人、宮古が7人など。
 (嘉陽拓也)