真っ白なのにアオサギ⁉ 宮古島で確認、沖縄県内で初 色素の少ない白変種か


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
樹上で休む白いアオサギ=2022年11月26日、宮古島市内(砂川栄喜さん提供)

 【宮古島】11月26日午後4時すぎ、沖縄県宮古島市内で白いアオサギ1羽を砂川栄喜さん(55)=同市在住=が発見し、撮影した。砂川さんは「宮古諸島で約30年、野鳥の観察をしているが初めて見た」と驚いた様子で話した。沖縄野鳥の会の山城正邦会長によると沖縄県内でも初確認とみられる。

 市内で野鳥観察をしてたところ、樹上で羽を休める白い個体を発見した。「白いのでダイサギかと思ったが、そうであれば黄色いはずのくちばしと黒いはずの足が両方ピンク色だったので驚いて撮影した」と振り返る。砂川さんは先天的にメラニン色素が欠乏しているアルビノ種の可能性も考えたが、アルビノの特徴とされる赤い目ではなく通常の色だった。

 沖縄野鳥の会の山城会長は「色素が減少して起こる白変種(はくへんしゅ)だと考えられる。アオサギの白変種は非常に珍しい」と話した。

(佐野真慈)

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