【宜野湾】2017年に宜野湾市の普天間第二小学校で起きた米軍ヘリ窓落下事故から5年を迎えた13日、同校で事故を振り返る集会が開かれた。当時の事故報道のほか、事故後、米軍機が飛行する度に授業を中断し、年に693回もの避難行動を繰り返さざるを得なかった様子などをまとめた動画を流した。「自分の命を守るための行動ができるように考えよう」とのメッセージが児童らに送られた。
ことしの6年生が事故当時在籍していた最後の学年となる。当時は教頭として、真っ先に事故現場に駆けつけたという大村朝永校長は「ありえない事故だった」と振り返りながら、「皆さんの学校生活が楽しくなるよう地域みんなで協力して応援している。学校で学んだことを生かしてほしい」と呼び掛けた。
市教育委員会の仲村宗男教育長からは「何年も前から第二小では命を守る学習が続けられてきた。事故の記憶が風化することのないよう教育委員会も関係機関に要請をつづけていきたい」とのコメントが寄せられた。