沖縄県の崎原盛光農林水産部長は12日の県議会一般質問で、2020年に発生した豚熱(CSF)により県内の10農場で約1万2千頭の豚が殺処分されたことについて、22年11月時点で飼育頭数が発生以前と同数規模まで回復していると説明した。中川京貴氏(沖縄・自民)への答弁。
県によると、10農場のうち1農場は現在も休業しており、残りの9農場の飼育頭数が1万2千頭まで回復している。崎原部長は県の取り組みとして「円滑な再開に向けて優先的に種豚供給などを行った」と述べた。
21年末時点で県内の豚の飼養農家戸数は231戸で、前年比35戸(13.2%)減少した。飼育頭数は同1万1529頭(5.4%)減の計20万830頭となっている。