11月は輸入超過 石炭が最高値 沖縄税関


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 沖縄地区税関が15日発表した11月の管内貿易概況(速報)で、輸出から輸入を差し引いた金額は172億200万円の輸入超過だった。輸入超過幅は前年同月(57億8400万円の輸入超過)比で約3倍に増加した。輸入品目の石炭の通関単価は1トン当たり5万8097円となり、2018年以降で最も高かった22年8月(5万3436円)を上回った。

 輸出総額は前年同月比48.4%増の81億4900万円で、2カ月ぶりに増加に転じた。

 輸入総額は、石炭や石油製品の輸入が増えたことなどが影響し、同2.2倍の253億5100万円と、14カ月連続で増加した。輸入品目のうち、豪州やインドネシアなどから入る石炭は前年同月比4.2倍の97億3100万で、輸入総額の38.4%を占めた。
 (當山幸都)