殺処分した鶏の焼却と消毒作業続く 金武町の鳥インフルエンザ、新たな異常なし


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 金武町の養鶏農場で確認された高病原性鳥インフルエンザについて、県は19日も殺処分した鶏の焼却や、発生農場の消毒作業を続けた。これら防疫措置は21日まで続く見通し。

 高病原性鳥インフルエンザの発生を受け、県は18日に県内の養鶏農家や関係団体に向けて、改めて異常があった場合の早期通報や、飼養衛生管理基準の徹底などを図るよう通知を出した。

 発生現場の半径3~10キロ内の「搬出制限区域」にある18農場で異常は確認されていない。食肉向け鶏(ブロイラー)は約32万羽が飼われているが、区域外への出荷も再開している。ブロイラー農家は本島北部に集中しており、全沖ブロイラー生産組合によると「(供給への)影響が懸念されたが、迅速な対応のおかげで問題なく出荷できている」という。
 (當山幸都)