感謝の気持ちを音楽に込めて 第19回宮良長包賞贈呈式、関係者ら80人が祝福 


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
演奏を披露する琉球交響楽団
特別賞を受賞し、あいさつする西原高校マーチングバンド部の屋良和佳菜部長=19日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(小川昌宏撮影)

 19日に那覇市の琉球新報ホールで開かれた第19回宮良長包音楽賞贈呈式には、音楽賞受賞の琉球交響楽団、特別賞の西原高校マーチングバンド部の受賞を祝おうと、関係者ら約80人が訪れた。式では受賞者が、コロナ禍の中でも、ひた向きに活動を続けた日々を振り返り、支えてくれた人々への感謝を述べた。

 受賞記念演奏では、西原高マーチングバンド部が、ショー部門で世界一に輝いた「世界音楽コンクール」で演技する映像が流された。琉球交響楽団は「安里屋ゆんた」に続き、宮良長包音楽賞の第1回受賞者で11月に亡くなった普久原恒勇氏が作曲した「芭蕉布」を演奏した。最後は、宮良長包作曲の「えんどうの花」で締めくくった。

 贈呈式では来賓祝辞を、中山義隆石垣市長と、玉城デニー知事の代読で川上睦子文化スポーツ統括監が述べた。開式前に普久原氏に黙とうがささげられた。
 (藤村謙吾)