高病原性鳥インフル、養鶏場の防疫措置が完了 制限区域も年明けに順次解除へ 沖縄・金武


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感染拡大を防ぐ防疫措置を行う県職員=16日、金武町(県提供)

 沖縄県は21日、高病原性鳥インフルエンザが県内で初めて確認された金武町の養鶏場での防疫措置が、21日正午をもって完了したと発表した。防疫措置は高病原性の陽性が判明した16日に始まり、養鶏場で飼われていた全ての鶏の殺処分と焼却、卵や飼料といった汚染物品の処理、飼養した農場施設などの消毒が全て完了した。

 半径3~10キロ圏内の「搬出制限区域」は2023年1月1日、半径3キロ以内の「移動制限区域」は1月12日のそれぞれ午前0時をもって解除となる。

 現在4カ所に設けられている消毒ポイントは、1月1日に3カ所を廃止し、残る1カ所も移動制限区域の解除に伴い廃止となる。

 養鶏場には採卵鶏約4万5千羽が飼われていた。12月9~14日に計7500羽以上が死んだことから、農場が15日に県に通報。その後の検査で死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認された。