沖縄便予約8.6%増 年末年始の航空5社、回復顕著


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那覇空港(資料写真)

 沖縄関係路線を運航する主要航空5社は21日、2022年度年末年始(12月28日~1月5日)の予約状況を発表した。5社合計の予約数は前年比8・6%増の42万2928人だった。行動制限の緩和により、コロナ禍以前の19年度比で17・7%減となり、旅行と移動の需要回復が見て取れる。往復を含めた座席数のため、実際の利用者数は半分ほどとみられる。

 全日本空輸(ANA)の予約率は76%(21万3896人)で、19年の84・3%まで回復している。20代前半が前年から1・4倍、50歳以上が1・3倍と増えていることから担当者は「ウィズコロナの旅が定着し、幅広い世代が年末年始の旅行、帰省を楽しみにしていると思う」と話した。

 日本航空(JAL)の予約率は81・5%(9万3391人)となった。特に30日の下りの予約数は93・7%と非常に高くなった。

 日本トランスオーシャン航空(JTA)の予約率は60・5%(6万4237人)となっており、担当者は「県内路線はこれから間際の予約が積み上がるだろう」と見通した。

 琉球エアーコミューター(RAC)の予約率は47・6%(9085人)だった。担当者は「一部の便を除き、これからでも十分に利用できる」と話した。

 スカイマークの予約率は73・8%(4万2319人)。担当者は「昨年も年末年始はコロナは落ち着いていたので、昨年同様に予約が多い」と話した。 (與那覇智早)