遊技場「ピータイム」が黒糖をオリジナル景品に 消費拡大を目指し3社で開発 28日から15店舗で使用


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 オキコ(西原町、銘苅敏明社長)、ピータイム(那覇市、木村光一朗社長)、近代美術(南風原町、大城恵美社長)はこのほど、西表島産の黒糖を使った遊技場のオリジナル景品「西表島の黒糖どうぞ。」を開発した。

 在庫が増えている県産黒糖の消費拡大に貢献しようと近代美術が企画し、オキコとピータイムに持ちかけ実現した。1万2千トンの黒糖を使用し、3万袋を製造する

 黒糖はオキコの工場で個包装され、オキコが連携する就労支援施設で外包装に袋詰めされる。近代美術が、環境に優しい素材を用いた包材のデザインと印刷を手がけた。

 ピータイム壺屋の上里栄幸店長は「黒糖の消費拡大は、沖縄を元気にする、という社のビジョンにも合致する」と話した。オキコの比嘉直次取締役は「企業の使命であるSDGsにもつながる取り組み。需要拡大につながれば良い」と期待を掛けた。近代美術の吉村直浩副社長は「今後も様々な企業をつないで黒糖を応援したい」と語った。

 28日から、県内のピータイム15店舗で景品として使用される。
 (林恭子)

28日から県内のピータイムで使用される西表島産黒糖のオリジナル景品
黒糖消費応援企画をPRする(左から)ピータイム壺屋の上里栄幸店長、オキコの比嘉直次取締役、近代美術の吉村直浩副社長=20日、那覇市泉崎の琉球新報社