来年度沖縄予算2679億円


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首相官邸

 【東京】政府は23日の閣議で、2023年度の沖縄関係予算案を前年度比5億円減の2679億円と決定した。このうち県の自由度が高い「沖縄振興一括交付金」は22年度当初予算から3億円減の759億円とし、国直轄の「沖縄振興特定事業推進費(推進費)」は同5億円増の85億円となった。

 12年度に創設された一括交付金は過去最低額となった一方、推進費は概算要求額(75億円)から上積みされる異例の増額で過去最高額と並んだ。

 主な事業は「子どもの貧困緊急対策事業」に前年度比1億円増の17億円を予算化。政府方針とする「強い沖縄経済」の実現に向けた関連予算として84億円を計上した。

 一括交付金は14年度の1759億円をピークに減少が続き、21年度当初予算で制度創設以来初めて1千億円を割り込んだ。推進費は、最高額だった21年度当初と同額となった。 (安里洋輔)