沖縄県内最高齢で114歳の我謝マツ(がじゃ・まつ)さんが25日午後5時20分、老衰のため宜野湾市内の医院で死去した。中城村登又出身。告別式は30日午後2時から2時半、自宅で。喪主は長男栄亮(しげあき)さん。
夫は太平洋戦争中に戦地で亡くなり、幼い長女も終戦直後に亡くなった。戦後は農業で生計を立て、子どもを育て上げた。遺族によると、我謝さんは何でも自分でやりたがる「がーじゅー(頑固)」な性格だった。90歳くらいまでは自宅の畑で野菜などを育て、自分で料理を作って食べていたという。
(写真は遺族提供)
【関連記事】
▼大宜味で唯一のノロ、山城さんが死去 102歳、地域の安寧祈り89年 「塩屋湾のウンガミ」行事つかさどる
▼亡くなる前日、弟子に送ったグッドサイン 息子は30年ぶりに「お父さん」 人間国宝の照喜名朝一さん死去