シンガポールのインフルエンサーに沖縄食材をPR 高級ホテル・マリーナ・ベイサンズ内で「沖縄フェア」 沖縄県が開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
県産食材を使った料理を盛り付ける料理人たち=11月、シンガポール(県提供)

 沖縄県産品の輸出拡大のため、県アジア経済戦略課はこのほど、シンガポールの高級ホテルマリーナ・ベイサンズ内の和食レストラン「WAKUDAシンガポール」で県産食材をPRする「沖縄フェア」を開催した。シェフの和久田哲也氏がメバチマグロや車エビ、シークヮーサーなど県産食材を使ったメニューをシンガポールのフードライターやインフルエンサーなどに振る舞った。

 和久田氏はオーストラリアやシンガポールで経営するレストランが「世界のベストレストラン50」に選出されたり、ミシュラン2つ星を獲得したりするなど、国際的に高い評価を受けている。

 WAKUDAシンガポールでは22年4月のオープン以来、モズクやソデイカ、マグロなど県産食材を看板料理や寿司に使用しており、客からも好評だという。

 和久田氏は「南国の海で取れる新鮮な魚介類やミネラル豊富な土壌で育つ野菜は、日本では沖縄でしか味わえない。これからも沖縄の貴重な食材をシンガポールで提供し、より多くの人にその良さを実感してほしい」とコメントした。

 県アジア経済戦略課は「県産品ブランドの確立を目指して、商品の定番化支援、商流支援、物流支援をしていく」と話した。

(玉城江梨子)