「来年もいい年に」正月準備、沖縄の市場にぎわう


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正月向けの食材などを購入する買い物客ら=30日午前、那覇市の第一牧志公設市場(喜瀨守昭撮影)

 沖縄県内の市場やスーパーは30日、大みそかや正月準備の買い物客でにぎわった。那覇市内の精肉店やかまぼこ店、青果店などには朝から行列ができた。第一牧志公設市場では、常連客らと「良いお年を」「来年もよろしくね」と声をかけ合う姿も見られた。

 市場内の二中前ミートで豚肉を買った那覇市の女性(79)は、普段はスーパーを利用するが、正月と旧盆には必ず市場で食材を買う。「親戚の集まりは控えているが、イナムドゥチを作ってちゃんとお供えする」と話した。

 宮城精肉店は昨年よりも売れ行きは好調といい、客に対応していた宮城織枝さん(49)は「来年もこの調子でにぎわってほしい」と話した。 (中村優希)