沖縄電力の「出力制御」トラブルなく終了 県内初実施 2日も気象次第で実施の可能性


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江

 沖縄電力(浦添市、本永浩之社長)は1日、県内では初となる再生可能エネルギーの発電事業者らを対象に、発電の一時停止を求める「出力制御」を実施した。本島系統の発電事業者を対象に同日午前8時~午後4時に実施したが、沖電によると特にトラブルはなかった。

 気象状況などによっては2日の昼にも出力制御を実施する可能性があり、沖電は同日朝に判断する。

 「出力制御」は、電気の供給が需要を大きく上回る場合に停電が発生するのを防ぐための措置。沖縄では冬場は電力消費が低く、さらに1月1日が晴れの予報で、太陽光発電の発電量が多くなり、需給バランスが崩れる恐れがあったため、制御を実施した。

 沖縄気象台が1日午後5時に発表した2日の本島地方の天気予報では「曇り時々晴れ」となっている。