沖縄県内に流通する野菜や果物を取り扱う浦添市伊奈武瀬の県中央卸売市場青果部で5日早朝、2023年の初競りが開かれた。沖縄協同青果の濱川昌二社長らの鐘の合図とともに始まり、競り人と仲買人の掛け合いで次々と競り落とされた。
この日の入荷量は前年の初競りと比べて2%増の229トン。長雨や曇天が続いた影響でゴーヤーやピーマンといった野菜の生産が落ち込み、県内産は14%減の104トンだった。県外産は20%増の125トン。全体では微増の前年並みとなった。
果実は県内産が前年比18%増だった。旧正月に向けて、今後はタンカンなどの入荷が本格化する。
(當山幸都)