瀬底 正志郎 
沖縄県は6日、県内のインフルエンザ定点報告数が2022年第52週（12月26日～1月1日）で9.89人（報告数554人）だったと発表した。2年9カ月ぶりに「流行の兆し」（定点当たり1人以上）となった前週の2.91人から約3.4倍に増え、「流行注意報」（同10人以上）の寸前になった。沖縄県内では新型コロナウイルスの感染者が年明けから急増しており、懸念されていたインフルエンザとの同時流行が迫っている。
沖縄県内の定点報告医療機関は56カ所。地域別では中部保健所が16.00人と最多で、南部保健所10.07人、那覇市保健所8.58人、北部保健所2.80人、八重山保健所2.00人、宮古保健所0.50人と続いた。
型別割合はA型が96.8％、B型が0.2％。年齢別では、5～9歳が180人（32.5％）と最も多く、次いで1～4歳100人（18.1％）、10～14歳99人（17.9％）の順となっている。
