沖縄リゾートウェディング協会(那覇市)は、県内各地での観光体験やロケ撮影を組み合わせたハネムーンフォトプランの提供を始めた。本島北部のやんばるや離島で、マリンレジャーやアウトドアといった観光コンテンツを貸し切りで体験できるメニューを用意し、新婚旅行で沖縄を訪れるカップルの思い出の演出や滞在型観光を後押しする。
体験、撮影 思い出演出
新型コロナウイルスの影響が和らぎ、結婚式やフォトウエディングなどの「リゾ婚」で県内を訪れるカップルは回復基調にある。ハネムーンに着目した新たなプランは、これまでウエディングと関わりが薄かった地域の観光資源を活用し、高付加価値化や滞在日数の延伸につなげる狙い。
現時点で東村や恩納村、渡嘉敷村などでカップルがダイビングや無人島ツアー、絶景スポット巡りをするアクティビティを用意しており、今後もメニューを増やしていく。専門のカメラマンがカップルの様子を撮影して提供する。
提供価格は数万円~20万円ほどで、同協会のホームページ内「沖縄ハネムーンガイド」などから予約できる。コロナや円安、物価高の影響で、予定していた結婚式や新婚旅行を海外から国内に変更するカップルも一定数いると考えられ、担当者は「ウエディング事業者や各地の観光協会とも連携し、新しいハネムーンの形を提供したい」と語った。
(當山幸都)