社会

【キラリ大地で】アメリカ コリン・フーさん ハワイで沖縄親しむ

県人会バザーで自分の記事が掲載された北米沖縄県人会ニュースレターを手にするコリン・フーさん=10月4日、県人会パーキング場

 若い世代とのつながりを追求してきた私にとって、沖縄とハワイの文化や言語に深い親しみを覚え、継続していこうと努力している真摯(しんし)な青年に出会えたことは非常に幸運であった。

 その青年はコリン・フーさん(25)で、中華系2世の父と沖縄系3世の母との間にハワイ・オハフ島で生まれた。曽祖父母は沖縄からの移民、祖父は糸満、祖母は具志川である。大学進学でアメリカ大陸に移る前はハワイの沖縄コミュニティーで活躍していた。高校時代には日系沖縄クラブの会長をしてエイサーも指導した経験も持つ。
 ニューヨークの学生時代には、2013年にカリフォルニア州で開催された「世界の若者ウチナーンチュ大会」に参加、その際に北米沖縄県人会を知った。それがきっかけで13年には県費留学生の奨学資金に応募、無事合格した。奨学資金は沖縄県から世界に居住するウチナーンチュに支給され、1年を沖縄の大学で沖縄の文化や歴史、言葉を学び、沖縄在の親戚らと親交を重ねることができる。
 14年4月、フーさんに琉球大学での研修許可が出た。ペルーやブラジル、ボリビア、アルゼンチンなどからの8人と共に研修に励んだ。言葉や習慣、文化は違っても皆世界のウチナーンチュというアイデンティティーでさまざまな苦難を乗り越えることができた。米軍基地やうちなーぐちの継承、離婚率の高さは、外からはなかなか見るのは難しかったが、沖縄滞在の1年で理解できるようになった。
 現在ロサンゼルス地域で不動産会社に勤務している。「将来はハワイでシニアセンターの充実を図り、満足感あふれ健康管理のできる設備を整えたい」。そう語る青年の顔は希望に燃え、実に晴れ晴れと輝いていた。
(当銘貞夫通信員)



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