金秀興産、金秀鋼材に「えるぼし」認定 ノー残業デー、テレワーク導入など


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えるぼし認定を受けた金秀興産の砂川久美子社長(左)、金秀鋼材の島袋博社長=16日、那覇市おもろまち

 沖縄労働局(西川昌登局長)は16日、女性の活躍推進に取り組む優良企業として、金秀興産(砂川久美子社長)と金秀鋼材(島袋博社長)の金秀グループ2社に「えるぼし」認定書を交付した。認定は18社目。同グループからのえるぼし認定は3社目。

 保険代理店業務やドコモショップ、ホームセンターカインズなどを運営する金秀興産は、管理職に占める女性の割合が21.4%。多様なキャリアコースやノー残業デー、リフレッシュ休暇の導入によるワークライフバランスの促進などで、最高ランクの三つ星を獲得した。

 建設資材の販売、電気工事やガソリンスタンド事業などを行う金秀鋼材の管理職に占める女性の割合は17・9%。テレワークの導入などで子育て中の社員が働きやすい環境作りに取り組み、二つ星を獲得した。

 金秀グループは2027年までに女性役員比率30%を目指すほか、グループ14社全体でえるぼし認定を目標としている。

 西川局長は「グループ企業が全体として積極的に女性活躍に取り組むのは珍しい。幅広い業種で県内の先進事例としてけん引してほしい」と期待した。
 (玉城江梨子)