【東京】井筒俊司航空幕僚長は19日の記者会見で、宮古島市の下地島空港を空自が利用する意向があるか問われ「わが国の防衛上、全国のさまざまな空港などから航空機を運用することは大変重要で、平素から柔軟に利用できることが必要だ」と答えた。従来の政府見解を踏襲した。
下地島空港を民間航空機以外で使用しないと確認した「屋良覚書」による制約について、「航空自衛隊の航空機はかつて災害派遣訓練で使用させていただいた実績がある。そのような調整ができる」と述べた。
公共インフラの整備や利用については「今後、関係する省庁・機関と議論されていく」として具体的な使用計画には言及しなかった。
(明真南斗)