沖縄きょう旧正月 市場にぎわい


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いなみね精肉店で豚肉を買い求める客(左)=21日、糸満市場いとま~る

 22日は旧暦の1月1日。トゥシヌユール(大みそか)の21日、「海人(うみんちゅ)のまち」で知られる沖縄県糸満市の公設市場「糸満市場いとま~る」は、早朝から旧正月用の豚肉や餅、カマボコ、切り花などを買い求める客らでにぎわった。

 年末年始同様、3年ぶりに迎える行動制限なしの旧正月となる。市場が開く午前5時から地域住民らがひっきりなしに訪れた。いなみね精肉店の3代目店主、大城武志さん(66)は20、21の両日だけで豚6頭分をさばいた。「コロナも落ち着きをみせ、お客さんの表情も明るくなっている」と笑顔を見せた。

 市場で豚肉やカマボコなどを買い求めた杉本弘子さん(58)は「市場の豚肉はとてもおいしく、一度食べたらはまること間違いなしだ」と笑った。 (吉田健一)