プロバスケットボールBリーグ1部西地区3位の琉球ゴールデンキングスは22日、川崎市とどろきアリーナで川崎ブレイブサンダース(中地区2位)と今季第32戦を戦い、72―76で敗れた。通算成績は23勝9敗で4位に後退した。
前半は松脇圭志の3本の3点弾など外からの攻撃が機能し、34―30で折り返した。後半も相手のゾーンディフェンスに苦しめられた。外からの攻撃がメインとなるが次第にマークがきつくなり、タフショットを打たされ、得点につながらず、逆転を許した。
次戦は28日、太田市運動公園市民体育館で群馬クレインサンダーズと戦う。
強豪・川崎から2連勝を狙ったキングスだったが、川崎の徹底したゾーンディフェンスの前に得点が伸びず、逆転で敗れた。桶谷大HCは「ボールが停滞したところもあった。一つのポゼッションを大事にして、セカンドチャンスでしっかり得点していかないといけない」と振り返った。
前半からゾーンディフェンスの川崎に対し、キングスはジャック・クーリーが攻守でリバウンドを奪うもインサイドでの得点が伸び悩んだ。アウトサイドでもマークが厳しく、動きが止まることもあった。アレン・ダーラムがボールを運び、相手選手を引きつけると、田代直希や今村佳太らが外からリングを狙う。中でも松脇圭志が前半で3点弾を3本沈め、リードして折り返した。
後半になると川崎の連続得点で点差を縮められ、連続3点弾で逆転された。田代のバスケットカウントや岸本隆一のロング3点弾で追い上げたが、外からのシュートへのマークを厳しくした川崎に逃げ切られた。
川崎との2連戦で計7本の3点弾を決めた松脇に桶谷HCは「タッチが良くなり、頼もしい存在になっている」と成長を認める。セカンドユニットとして途中出場が多い松脇。「自分がコートに立っている時間帯で流れを変えられるようになりたい」とハンドラーとしての成長も誓った。
(屋嘉部長将)
川崎 19勝13敗
76―72(16―20,14―14,24―14,22―24)
琉球 23勝9敗
主導権渡した
桶谷大HC(キングス)の話 1クォーター(Q)と3Qの入りで得点されたことと、トランジションでの失点で主導権を渡してしまった。今日のような試合を勝ち切らないと今後厳しくなってくる。一つのポゼッションを大事にしてセカンドチャンスでしっかり得点していけるようにしていかないといけない。