沖縄の求人倍率、3年ぶり増 22年0.98倍 コロナ下で最高水準、失業率も改善


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江

 沖縄労働局は31日、2022年の沖縄県内の有効求人倍率(原数値)が前年比0・18ポイント上昇の0・98倍だったと発表した。3年ぶりに前年を上回り、新型コロナウイルス感染症が流行した2020年以降では最も高い水準となった。

 沖縄県が同日発表した22年平均の完全失業者数は同3千人減の2万5千人、完全失業率は同0・5ポイント減の3・2%で、復帰後最低を記録した19年の2・7%に次ぐ水準だった。

 昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・02ポイント低下の1・08倍となり、同年3月以来9カ月ぶりに前月を下回った。同月の完全失業者数は前年同月比2千人増の2万8千人、完全失業率(原数値)は同0・1ポイント上昇の3・5%だった。