ゴルフの国内女子ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディストーナメントへの出場権を懸けたアマチュア選手権大会最終日は1月31日、南城市の琉球GC(西・東コース6398ヤード、パー72)で決勝ラウンドが行われた。2位でスタートした吉崎マーナ(沖縄カトリック中3年)が4バーディー、1ダブルボギーの70で回り、通算1アンダーの143で優勝をつかんだ。2位は72で回った。146の小潮川せり(宜野座高2年)、3位は147で島袋ひの(フリー)、4位は150で比嘉里緒菜(大阪学院大2年)だった。上位4人は第36回の本戦(3月2~5日、琉球GC)に出場する。
2位スタートの15歳、吉崎マーナ(沖縄カトリック中)が唯一のアンダパーで回り、通算1アンダーで逆転して優勝を決めた。「本戦出場権を取れて、うれしい。ほっとしている」と顔をほころばせた。
ドライバーの調子が良くなかったが、「30日の予選よりもタッチが良かった」というパットがスコアメークを支えた。4番、6メートルの上りのバーディーパットでは、それまでショートしていたことから、「気持ち強めにした」というパットで沈めた。「ここが大きかった」とその後も6、14、17番でバーディーを決めた。
ティーショットのミスでダブルボギーとした7番も、「全然大丈夫」と気持ちをうまく切り替え、その後のプレーに引きずらなかった。
初出場となった昨年の本戦は「緊張し、知らないところで力が入っていた」と11オーバーで予選落ちとなった。その大会以降、計測器「トラックマン」を練習に導入し、スイングの軌道やボールの弾道などをデータ化し、理想の形を追い求めた。「順位を伸ばせた大きな理由」と手応えも感じている。
2度目となる本戦に「4日間回りきって笑顔でプレーし、ベストアマも取りたい」と意欲を見せる。2014年大会で新垣比菜が獲得して以来の、中学生でのベストアマ奪取に挑む。
(屋嘉部長将)