沖縄市池原の廃棄物最終処分場周辺で、環境省の暫定指針値を超える量の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたことについて、玉城デニー知事は2日の記者会見で「周辺にある企業などのPFAS使用製品の保有や使用履歴を調査するなど、発生源特定に向けて取り組みたい」と述べた。原因特定に向けて、地下水をためて農業用地に送る施設「ファームポンド」周辺の調査を実施する考えを示した。
玉城知事は、発生源について「ファームポンドからPFASが高い値で検出されていることは確認しているが、ファームポンドの取水源、地下水は最終処分場から1.5キロ離れている。最終処分場との直接的な因果関係は現時点では不明だ」と述べ、明らかになっていないと説明した。今後について、県として地下水やファームポンドの水のモニタリングを継続的に実施するなど、対応していく考えを示した。
(池田哲平)