長寿や健康長寿の研究者が世界各国から集まる「第18回Keyシンポジウム 長寿と健康長寿/ブルーゾーンから何を学ぶ?」が、5月12~13日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開かれる。各国での研究内容が、講演やディスカッションで参加者に共有される。
医療分野の最前線の研究について話し合う同シンポジウムは、これまでヨーロッパで開催されてきたが、日本国内では初。テーマを「長寿」としたことで、多くの元気な高齢者が暮らす沖縄での開催が決まった。
開催代表者で、スウェーデンにあるルンド大学のウレ・メランダー教授は「生活の観点からなされている健康長寿の研究もあり、沖縄の皆さんにもぜひ発信したい」と述べた。
シンポジウムで講演する、沖縄長寿科学研究センターの鈴木信センター長は「(厚労省発表の平均寿命などの)統計上の数値が全てではない。どうすれば『スライビング(繁栄する、富むなどを意味する英語)』な状態で生きていけるのか、話したい」と語った。