新基地と安保法連動 桜井氏と元山氏議論 東京でシンポ


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 【東京】「自由と民主主義を沖縄から考える」をテーマにしたシンポジウムが3日、東京大学で開かれた。桜井国俊沖縄大名誉教授が講演した。桜井さんと若者グループのSEALDs(シールズ)、シールズ琉球メンバーで国際基督教大学4年の元山仁士郎さん(23)=宜野湾市出身=による対談もあり、安保法制への反対運動と連携し沖縄の基地問題の関心を広げていくことの重要性を確認した。

 東大生でつくる「自由と民主主義を沖縄から考える東大生有志の会」が主催した。
 桜井さんは、琉球併合(琉球処分)や沖縄戦など過去の歴史から現在の米軍基地問題につながる構造的差別を指摘した。沖縄では「自由、平等、人権、民主主義という『共通の価値観』が踏みにじられているのが見える」と述べた。
 桜井さんと元山さんは、共に名護市辺野古の新基地建設問題が安保法制につながると強調した。