「戦争できる体制」に危機感 辺野古新基地の中止求め600人超が集会 沖縄・シュワブゲート前


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新基地建設の中止を求め集まった市民ら=4日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は4日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で市民集会「第35回県民大行動」を開いた。県内外から集まった632人(主催者発表)が新基地建設の中止を求めた。

 オール沖縄の糸数慶子共同代表は「新基地建設は許してはならないと改めて確認し、力を合わせていきたい」とあいさつ。登壇者からは12月に閣議決定された安保関連3文書への批判が相次ぎ「戦争ができる体制になる」と不安を訴えた。玉城デニー知事は「12月の閣議決定は県民に大きな不安を与えている。沖縄が攻撃目標になることはあってはならない」とメッセージを寄せた。

 山城博治現地闘争部長が土地規制法による市民運動への制限などに言及した。

 糸満市から訪れた川村進さん(57)は「皆が安心して暮らせる世界になればと思う」と話した。