三線寄贈「スイスで民謡広めて」 ハンさんに5丁 「世界の兄弟へ」プロジェクト


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三線の寄贈を受けたスイス出身のエマヌエル・ハンさん(前列中央)=1月13日、うるま市

 【うるま】沖縄県人会などに三線を寄贈している「世界の兄弟へ三線を贈るプロジェクト」実行委員会は1月13日、うるま市の宿&喫茶アガリメージョーで、スイス出身のエマヌエル・ハンさん(42)に三線5丁を寄贈した。

 県系人3人を含め、沖縄の伝統芸能を愛好するスイスの団体「トラアンサンブル」のメンバーに三線を指導する予定。

 エマヌエルさんは2010年ごろから改造したギターで三線の練習を続け、2年前に三線2丁を購入した。今では上手に奏でることができる。エマヌエルさんは「これで沖縄の民謡をほかの人に伝えることができる」と喜んだ。同プロジェクトの勝連盛豊代表は「スイスで沖縄の文化を広めてほしい。大事に使ってください」と託した。
 (古川峻)