「寄り添う」削除は松野氏の判断 基地負担軽減担当相として 首相の施政方針演説


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松野博一官房長官

 【東京】岸田文雄首相が通常国会冒頭に行った施政方針演説で「沖縄の皆さんの心に寄り添い」との表現が削除されていたことを巡り、松野博一官房長官は10日の衆院内閣委員会で、基地負担軽減担当相として自らの判断で削除したことを明らかにした。山岸一生氏(立憲)への答弁。

 昨年1月の施政方針演説には「沖縄の皆さんの心に寄り添い」という表現を盛り込んでいた。

 松野長官は表現削除の理由について「行動がどう、その言葉に伴っていくかの観点が重要」と前置き。5回の沖縄訪問を重ね、成果も上げてきた経緯に触れ「言葉が自分自身の行動として示されてきた、具現化されてきた部分もあるのかなあという繰り返しの中で、直接的にもう一度、この『寄り添う』というのを所信の中で加えさせていただくかどうかという判断があったんだろうと思う」と説明した。

 松野長官は「寄り添っていないとの批判があるから表現を変えたということはない」とも述べ、「寄り添うという言葉は大事な気持ち、表現と思うので、また今後のさまざまな機会、表現の中に考えさせていただきたい」と答えた。
 (斎藤学)