【読谷】15日から沖縄県読谷村でキャンプを実施しているサッカーJ1のサガン鳥栖の選手らが1月26日、村立古堅小学校と読谷小学校を訪れた。読谷給食調理場の食育の一環で、同日の給食は佐賀県の郷土料理シシリアンライスが振る舞われ、訪問した選手らが配膳を手伝った。また給食時間に選手らは校内放送で料理の紹介や質問コーナーを設け、児童と交流した。村内でのキャンプは12回目で、学校訪問は初めて。
ミスターサガンの愛称でサポーターから親しまれ、現在は球団職員の高橋義希さんは午前中、給食調理場でコンテナの積み込みや検食を手伝った。
古堅小学校では給食時間の午後1時頃、チーム練習を終えた河波櫻士選手と竹内諒太郎選手も駆け付け、6年生のクラスで配膳した。普段は対面することのないサッカー選手に憧れの視線を送り、サインを求める児童もいた。竹内選手はシシリアンライスについて「野菜の上に甘辛く味付けた肉を載せた料理」と説明した。
児童からはサッカーを始めた理由や体作りの方法などの質問が寄せられ、選手らは「友だちに誘われたから始めた」「食事や筋トレを意識している」などと回答した。最後に河波選手、竹内選手、高橋さんの3人は「自分が目標としていることを信念を曲げずに貫いてほしい」とメッセージを送った。
初めてシシリアンライスを食べたという、村内サッカークラブに所属するサッカークラブに所属する児童は「肉とマヨネーズの組み合わせが癖になった」と笑顔を見せた。同じサッカークラブの児童は「プロになるためにたくさん食べて、筋肉をつけたい」と早くも刺激を受けた様子だった。
読谷小学校には平瀬大選手と坂井駿也選手、オム・イェフン選手が訪れた。
(名嘉一心)