沖縄県の浦添市立当山小学校区で学童クラブ4施設を運営する明徳学園が市から補助金の打ち切りなどを通知された件を巡って、市は18日、保護者向けの説明会を当山小で開催した。松本哲治市長ら市関係者と4月から4学童を引き継ぐ一般社団法人放課後子育て支援ネットいろはの兼本絹枝代表理事らが出席した。兼本代表は保育料など保護者に不利益は生じず、「安心して預けられる学童を継続する」と強調した。説明会では明徳の金城美紀代表も登壇した。
明徳学園が運営している当山学童4施設(公設1、民設3)には児童132人が在籍する。いろはは現在、当山小校区を含めて市内15カ所で学童を運営しており、運営数は市内一となっている。説明会でいろは側は、当山学童で働く支援員などの雇用を継続する方針を示した。
説明会は午前と午後の2回に分けて行われた。説明会を終えた松本市長は取材に「いろはさんは実績があり、明徳さんとも協力する体制をとっており、保護者が安心して子どもを預けられることを信じている」と語った。
(吉田健一)