中日の仲地、オープン戦でデビュー 2回無失点に監督絶賛


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2回無失点の好投で開幕ローテーション入りをアピールした仲地礼亜=26日、アグレスタジアム北谷(大城直也撮影)

 プロ野球のオープン戦や練習試合などが26日、各地で行われ、中日ドラフト1位の仲地礼亜(沖縄大)が広島戦で先発登板し、2回を1安打無失点と好投した。

 西武の平良海馬(八重山商工出)は練習試合に先発。3回を1安打無失点で4三振を奪い、先発転向へ順調な調整ぶりを示した。日本ハムドラフト2位新人の金村尚真(豊見城中―岡山学芸館高出―富士大)は阪神戦で2回を投げて勝ち投手になった。

 堂々の投球で1軍“デビュー”を果たした。先発登板した中日ドラフト1位の仲地礼亜(沖縄大)は2回を投げて2奪三振、無失点。打者7人との対戦で、ツーシームを効果的に使って次々に打ち取った。「楽しく投げられた。零点に抑えられて本当に良かった」と大きな声援で迎えた県民やファンにプレーで応えた。

 一回は米大リーグ経験者で実績のある秋山を、低めの変化球で引っ掛けさせてファーストゴロに仕留めて好発進。2番野間は3球三振に切って取り、3番マクブルームは中飛でぴしゃり。二回は走者を背負ってからボールが先行するなど課題もあったが、3ボールから落ち着いて制球し、凡打で切り抜けた。

 最速は149キロをマーク。許した1安打も打ち取った当たりで、開幕に向けて好アピールした。

 立浪監督は「思った以上に素晴らしい投球。先発ローテーションを狙える。大事にしていきたいが、いいものは使っていきたい」と起用をちらつかせた。いまだ固まっていないというローテ入りへ期待が膨らむ。
 (謝花史哲)