沖縄県内物流大手のあんしん(浦添市、照屋勝士社長)と物流不動産大手の日本GLP(東京都、帖佐義之社長)が浦添市牧港で開発していた「あんしん総合流通センター」が完成し、1日に開所式が開かれた。県内最大級の規模で、各地へのスムーズな配送や県外への商品供給、海外を結び輸出入品を扱う貿易機能を担う物流拠点として活用する。
センターは那覇空港や那覇港、沖縄自動車道西原インターとアクセスしやすい立地にある。敷地面積2万9千平方メートル、地上4階建てで延べ床面積5万5千平方メートル。貨物用エレベーターや垂直搬送機を使い効率的に物品を搬出入できるほか、スロープで3階まで直接トラックが乗り入れられる。在庫管理やトラックによる輸送を円滑にするシステムを導入し、DX化を図った。
開所式で、あんしんを中核企業とするシンバホールディングスの安里繁信CEOは「100年企業を目指して努力を重ねていく。ご縁と希望をこの箱に詰め、ここから再スタートする」と語った。
(當山幸都)