2024年卒業の学生らに対する新卒採用の会社説明会が1日に解禁されたことを受け、求人おきなわ(那覇市、山城正文社長)は2日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で合同企業説明会を開催した。県内企業を中心に46社が参加。就職活動が本格化し、学生や既卒者らは自身の適正や将来を見据えながら、各企業の説明に聞き入った。
企業は、自社の事業内容や募集する職種を参加者に説明し、福利厚生なども含めた労働環境についても特色をアピールした。参加者は持参したノートに熱心にメモを取ったり、積極的に質問をしたりしている様子が各ブースで見られた。
沖縄銀行の説明を聞いた沖縄国際大3年の比嘉陽生(ひゆ)さん(21)は「堅いイメージがあったが、働きやすそうな印象を受けた。お金を通じて県経済を支えることに魅力を感じた」と満足そうに話した。
メガネ・サングラスを製造販売するオンデーズの玉城碧氏は「今の時期はまだ職種を絞っていない学生が多く、仕事の内容や給与などについて説明した。自社のファンを増やせるような人材を見つけたい」と語った。
(小波津智也)