石垣陸上自衛隊搬入で玉城知事「市民は不安。政府は説明を」


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治

 陸上自衛隊石垣駐屯地の開設に向けて、防衛省・自衛隊が地対艦誘導弾の関連車両を含む車両約150台を運び込んだことについて、玉城デニー知事は6日朝、「(石垣)市民は不安になっていると思う。政府が事前に丁寧な説明を尽くさないといけない。搬入して自衛隊任せで終わり、というわけにはいかない」と述べ、政府による説明が不足しているとの見解を示した。登庁時に報道各社の取材に応じた。

 防衛省は5日、2月末から石垣港に陸揚げしていた車両を、公道を使用して駐屯地へ移動させた。玉城知事は、車両など装備品の運び込みに対する政府の説明に関し「きちんとできていないのではないかと懸念している」と強調。県への説明についても「まだ十分ではない。きちんと説明は行ってもらわないと、県民に説明のしようがない」として対応を求めた。