恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレースin沖縄」が5日、豊見城市のオリオンECO美らSUNビーチで開かれた。貧困問題に目を向ける機会にしようと、食品などを募って寄贈するフードドライブも実施した。青空の下、ビーチを全力疾走する“恐竜”たちのシュールな姿に笑顔が広がった。
昭和薬科大付属高校3年生でつくる美ら島ガオガオ委員会が主催した。118人が出場し、児童養護施設の子どもたちは無料で招待した。成獣メスの部で優勝した26歳の女性は「本当に恐竜になった気分で、楽しいの一言だ」と笑顔。成獣オスの部は那覇高校1年の川畑文陽(ふみや)さん(16)、幼獣の部は小6の児童が優勝した。
美ら島ガオガオ委員会の高校1年の男子生徒は「みんなの努力が実り、開催できた。レースを見てウルッとした。(貧困問題に目を向けてもらうなどの)趣旨はぶれずに、後輩たちに引き継いでいきたい」と話した。
(伊佐尚記)