沖縄高等特別支援学校陸上部の1年生6人は「自分のペースでゴールを目指そう」を合言葉に初めてハーフのレースに挑み、全員が完走した。
ほとんどの部員は同校入学まで部活動の経験がなく、走ることも苦手だったという。それでも練習に参加し、競技を続けられた。生徒の一人は「先生方が自分のペースを大事にしてくれるから」と理由を説明する。走行距離も徐々に伸ばすなど、達成感を味わいながら励んだ。
同校で初めて部活動を始めた男子生徒は「部員のみんなと走れて最高だった」と満面の笑み。部内最速の1時間58分33秒だった。
着実にゴールを目指した別の男子生徒は「自分も走りきれると思って歩を進めた」と振り返った。
(名嘉一心)