中小企業基盤整備機構(中小機構)沖縄事務所は県商工会連合会、県商工会議所連合会、県よろず支援拠点と連携し、事業者が新商品PRやテストマーケティングを実施するオンライン催事「沖縄フェア」を7月7日~8月30日、クラウドファンディングによる応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で開催する。特設サイトを設け県内事業者に挑戦の場を提供することで、販路拡大や収益構造の改善につなげるのが狙い。現在出展プロジェクトを募集している。
県経済は仕入れ高や燃料高といった収益の下振れリスクも高まっており、事業者は価格転嫁の必要性が迫られている。ただ、業種によっては既存の顧客や販売方法による転嫁が難しいケースもある。応援購入サービスを活用して新たな商品開発や販路拡大を促し、価格転嫁できる収益構造への転換を支援する。
6日、那覇市の沖縄産業支援センターで計画発表会見が開かれた。沖縄というブランド力を生かした特設サイトを開設できる優位性や、マクアケのサービスが資金調達でもメリットがある点を強調した。
中小機構の越智稔之所長は「沖縄フェアを成功に導くことで、第2、第3弾がやれるようにしたい。沖縄の事業者が挑戦するファーストステップとして根付けるようにしていきたい」と話した。
沖縄フェアの出展事業者向け説明会が16日、個別相談会が16、17日に沖縄産業支援センターで開かれる。問い合わせは電話098(859)7566。
(小波津智也)