水球、沖縄県選抜U12がA区分で初優勝 桜島カップジュニア


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優勝した県選抜U12の選手ら(提供)

 水球の第5回桜島カップジュニア・女子選手権大会が4、5の両日、鹿児島県の鴨池公園プールで行われた。県選抜U12が小学生の部「A区分」に初出場し、栄冠を手にした。9チームで争う予選リーグと、予選上位の5チームで戦う上位リーグでそれぞれ2位の成績だった県選抜U12は、決勝に駒を進めて原田学園SS(鹿児島)を6―3で破り、優勝した。

 予選リーグと上位リーグで負けた相手に雪辱を果たした。県選抜U12が決勝でぶつかったのは、リーグ戦全勝と強さを発揮した原田学園SS。頂点を懸けた重要な一戦で、今大会3度目の対戦となった。

 県選抜U12は守備を変則的なM字型の形態にし、相手の対応を遅らせた。これでミスを誘いボールを奪うと、前方に展開していた比嘉春陽らにつなぎ、速攻カウンターで立て続けにゴールを決めた。第1ピリオドは4点を奪い、相手を無得点に抑えて主導権を握った。

 第2ピリオド以降は相手が対応し始めるが、キーパーの奥平希龍が好セーブで猛攻を退け、失点を最小限に抑えた。永井敦監督は「決勝前、みんなで『3度も負けられない』と話した。チームが一つになって、ようやくつかんだ優勝だ」と喜んだ。
 (砂川博範)