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2月28日と3月1日の2日間、奥漁港の海姫では、長崎大学のカンパチ生態調査で、カンパチを釣ってタグを打ったりGPSを取り付けたりしてリリースする作業を行うことになった。その助っ人として呼ばれた三重県の豊田愛香さんは、昨年45キロのカスリハタ他、カンパチなどの大物を釣り上げた常連客。初日に推定50キロと22キロのカンパチを釣り上げ、タグとGPSを取り付けてからリリース。
2日目は餌がなかなか釣れず苦戦。午後3時過ぎに、釣れたチョウチンマチを餌に大物仕掛けを下ろした。竿(さお)はシーランドに特注した海姫レディーススペシャル。リールはダイワのシーボーグ600MJ。道糸PE6号、リーダーとハリスはフロロ40号。
水深290メートルのポイントでアタリを待った。しばらくして豊田さんを引きずり込むような強烈なアタリがあった。必死にポンピングして魚を10メートル上げたが、巻いては出しを繰り返しながら15分ほどやり取りが続いた。残り50メートル付近になって魚の浮き袋にエアーが入り、170センチ・80キロのカンナギが海面を割って浮いた。カンナギとはマハタの老成魚で、沖縄近海でも稀に100キロオーバーが釣れることがあるが、その数は極めて少ない。海姫、電話090(9784)0775。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
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