宮古島副市長が退職届 後任に嘉数知事公室長


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伊川 秀樹氏

 【宮古島】沖縄県宮古島市の伊川秀樹副市長(62)が10日、市に退職届を提出したことが分かった。同市の座喜味一幸市長は副市長人事について、昨年末から伊川氏を交代させ、県の嘉数登知事公室長(59)を充てる方針で調整を続けていた。

 同市関係者などによると、座喜味市長は23日の3月市議会最終本会議で嘉数氏を副市長に充てる人事案を提出する方針。嘉数氏は県幹部に3月末までで退職する意向を伝えている。

 伊川氏は県会計管理者などを歴任後、2021年6月に副市長に就任した。任期を2年以上残しての異例の退職となる。

 関係者によると、嘉数氏については、南西諸島への自衛隊配備強化が進む中、県の基地・防災分野を取りまとめた実績や、商工や企画分野での業務を歴任した手腕を評価したとみられる。
 (佐野真慈)