大同火災・ハローワールド 子の国際交流で連携


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 大同火災海上保険(那覇市、与儀達樹社長)と教育系スタートアップ企業の「HelloWorld(ハローワールド)」(沖縄市)は9日、那覇市の大同火災本社で、地域社会発展への貢献などを目的とした連携協定を締結した。連携を通じ、県内外の子どもたちに安全安心な国際交流体験を提供することにしている。

 ハローワールドは2020年に設立。国内に住む外国人家庭にホームステイする「まちなか留学」などを展開している。まちなか留学については、生活困窮家庭の子どもらにも体験してもらえるよう基金を設立しており、4月から取り組みを始める。

 大同火災はサステナビリティ経営の実践を掲げており、その取り組みの一環として今回の連携となった。まちなか留学基金に10万円を寄付し、保険サービスの提供などを行うことにしている。

 ハローワールドの冨田啓輔代表取締役共同最高経営責任者は「大同火災など県内企業の力を借りながら、所得などの事情がある子どもたちも含め、まちなか留学の体験を幅広く提供したい」と連携を喜んだ。 (小波津智也)